どうも、KoSkywalkerです。この度、ハワイに初めて行くことになりました。
ハワイ含めアメリカ合衆国に行くためにはESTA(エスタ)というものの申請をしなければならず、実際に申請してみたら面倒でわかりづらい点もありましたので、ESTAの申請方法を解説します。
ESTAの申請方法として、申請に最適なタイミング、申請に必要な料金や準備すべきもの、記入例をもとにした実際の申請手順、ESTAの有効期限、個人申請とグループ申請どちらを選択すべきかということなどについて解説していきます。
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ESTAの申請をするベストタイミング
まず、ESTAの申請に最適なタイミングについてお伝えします。
ESTAの申請に最適なタイミングは、米国内での滞在先を確保した時点です。大抵の人はホテルに滞在するかと思いますが、ホテルへの予約が完了した時点ということですね。
このタイミングが最適である3つの理由
このタイミングが最適な理由は以下の3つです。
理由1. 滞在先が決まらないとESTAの申請ができないため
ESTAの申請内容の一つに、米国での滞在先情報を入力する箇所があります。そのため、滞在先が決まらないことには申請することができません。
理由2. ESTAの認証結果が出るまでに最大72時間かかるため
ESTAに申請してから認証結果が出るまでに最大72時間要します。そのため、可能な限り早めに申請をしたほうが良いです。
理由3. 認証が承認されなかった場合の費用を最小限に抑えるため
認証があるということは、もちろん承認されないこともあります。承認されない場合は米国内に入ることができないということです。その場合、飛行機やホテルなどをキャンセルしなければなりません。
飛行機やホテルなどは基本的にフライト日や宿泊日が近くなるに連れてキャンセル料も高くなってきますよね。そのため、万が一のことも考え可能な限り早めに申請したほうが最悪の事態に遭遇した時にかかる費用も少なく済みます。
準備:料金や必要なもの
まずは、ESTAの申請する前の準備として、料金や必要なものについて解説します。
ESTA申請に必要な料金は14USドルです。
もしグループ申請(複数人まとめての申請)をする場合は、14USドル×人数分の料金がかかります。
14USドルを日本円にするといくらになるか知りたい場合はこちらをご覧ください。
申請する際に必要なものは以下の通りです。
- パスポート
- 勤務先の情報(会社名、会社の住所)
- 米国での滞在先の情報
- クレジットカード or デビットカード or PayPalアカウント
* 支払いはこの3つのどれかを使用できます。
入力する項目一覧
これから入力していく項目を先にお伝えしておきます。
以下に挙げる情報を先に用意しておくと申請がスムーズに進みますので、もしすぐにわからない情報がある場合は今のうちに調べておきましょう。
- 申請者氏名:KOSUKE MURAKA
- 性別:男性
- 生年月日:1991年8月29日
- 出生した市区町村名:OBU
- 出生国:JAPAN
- パスポート番号:TK0123456
- 国籍:JAPAN
- (パスポート)発行日:2012年7月4日
- (パスポートを)発行した国:JAPAN
- (パスポート)有効期限:2022年7月4日
- 両親の氏名:TARO MURAKA
HANAKO MURAKA - 自宅住所:1-2-3 KONAN MINATO-KU TOKYO JAPAN
- 電話番号:携帯 81(国番号) 9012345678(冒頭の0を取る)
- 電子メールアドレス:info@koskywalker.com
- 雇用主名:DIMETAR INC.
- 勤務先の住所:1-2-3 TAKANAWA MINATO-KU TOKYO JAPAN
- 滞在先:HYATT REGENCY WAIKIKI BEACH
- 滞在先住所:2424 KALAKAUA AVE. HONOLULU HAWAII
- 滞在先電話番号:8089231234
- 氏名:TARO MURAKA
- 電子メールアドレス:taro@muraka.com
- 電話番号:81(国番号) 9087654321(冒頭の0を取る)
ESTAの公式サイトを開く:偽サイトに注意!

まず、ESTAの公式サイトを開きます。
ESTAには偽サイトがたくさん存在します。上のサイトが公式サイトなので十分ご注意ください。
申請方法:手順と記入例
では、実際に申請していきましょう。申請には約10分要します。
入力する情報は英語で入力する必要があります。日本語(ひらがな・カタカナ・漢字)は使用しないようご注意ください。
英語で入力といっても難しいことはありません。これから解説していく通りに、記入例も参考にしながら入力していただければスムーズに進めていけますのでご安心ください。
手順1. 申請開始

「新規の申請」を選択します。
手順2. 個人申請かグループ申請かを選択する

ここで個人申請かグループ申請かを選択します。
基本的には1人で行く場合は「個人による申請」を、複数人で行く場合は「グループによる申請」を選択します。
ただし、複数人で行く場合、必ずしも「グループによる申請」を選択しなければいけないということはありません。
むしろ、友人同士で行く場合や、仕事関係の人と行く場合などは、わざわざ一緒に申請するほうが手間や時間がかかると思います。
そのため、複数人で行く場合は状況に応じて個人申請かグループ申請かを選択するのが良いです。
手順3. セキュリティに関する通告を確認する

「セキュリティに関する通告」を確認し、「確認&続行」を選択します。
手順4. 免責事項に合意する

「免責事項」を読み、「はい、私は上記の説明を読み、内容を理解し、これらの条件に合意します。」にチェックを入れます。

「The Travel Promotion Act of 2009」を読み、「はい、私は上記の説明を読み、内容を理解し、これらの条件に合意します。」にチェックを入れ、「次へ」を選択します。
手順5. 申請者情報を入力

申請者の情報を入力していきます。

パスポートに記載されている通りに名前を入力し、性別を選択します。

まず、「他の名前または別称を通用していますか?」という部分で「はい」または「いいえ」を選択し、それぞれの欄を埋めていきます。
これらもパスポートに記載してある通りに入力していきましょう。
「他の名前または別称を通用していますか?」という部分は基本「はい」を選択すれば良いです。
「結婚して姓が変わった場合はどうなの?」という疑問もあるかと思いますが、今現在のことなのでこの場合も「はい」を選択しましょう。

「どこか他の国から、これまでに渡航用のパスポートまたは国家身分証明書を発給されたことはありますか?」とありますが、「はい」または「いいえ」を選択しましょう。
「はい」の場合は残りの空欄にも入力しましょう。

「今現在、あなたはどこか他の国の市民あるいは国民ですか?」とありますが、「はい」または「いいえ」を選択しましょう。
「はい」の場合は残りの空欄にも入力しましょう。

「これまでにどこか他の国の市民または国民だったことはありますか?」とありますが、「はい」または「いいえ」を選択しましょう。
「はい」の場合は「市民権・国籍」で当てはまる項目を選択しましょう。

「あなたはCBP Global Entryプログラムのメンバーですか?」とありますが、「はい」または「いいえ」を選択しましょう。
「はい」の場合は、「PASSID/メンバーシップ番号」を入力します。

両親の名前を入力しましょう。
両親が既に亡くなってしまっている場合も入力する必要があります。

自宅の住所と、普段使用する電話番号、電子メールアドレスを入力していきます。
もし子供など自分のメールアドレスを所有していない場合は、親などのメールアドレスを入力しましょう。
日本語での住所を英語で記載する場合は以下のように書きます。
- 港南1-2-3 → 1-2-3 KONAN
- 港区 → MINATO-KU
- 東京都 → TOKYO
日本の国番号は「81」です。国番号に続けて電話番号を書く場合は、電話番号の最初の0を取り除いて書きます。
例えばこんな感じです。
- 携帯電話番号が「090-1234-5678」の場合は「81 9012345678」
- 固定電話番号が「03-1234-5678」の場合は「81 312345678」

ソーシャルメディアの情報を入力する項目ですが、こちらは必須項目ではないので空欄で構いません。
手順6. 勤務先の情報の入力

勤務先の情報を入力します。まずは、現在または過去に勤務経験があるかどうかを「はい」または「いいえ」から選択します。
「はい」の場合は勤務先の情報を入力します。
まず、役職名と電話番号は任意なので入力しなくて良いです。
「雇用主名」には会社名を入力します。そして会社の住所を入力します。
現在退職している場合は?
直近の勤務先の情報を入力します。
直近の勤務先の会社が倒産した場合は?
倒産していたとしても、その会社の情報を入力します。

すべて入力したら「次へ」を選択しましょう。
手順7. 渡航情報の入力

次は渡航情報を入力していきます。

米国への渡航目的が、米国以外の国への乗り継ぎのためかどうかを「はい」または「いいえ」から選択します。

米国内の連絡先情報には、米国内での滞在先の情報を入力します。
「氏名」には宿泊するホテル名などを入力します。もし誰かの家に滞在する場合は、滞在させてもらう人の氏名を入力します。
そして、滞在先の住所と電話番号を入力します。「市区町村」は「市区」のことであり、「都道府県」は「州」のことです。
ESTAの申請後に滞在するホテルを変更した場合はどうすべき?
更新しなくても大丈夫です。

米国滞在中の住所では、「上欄の、米国内の連絡先と同一」にチェックを入れれば大丈夫です。

米国内および米国以外の緊急連絡先情報を入力します。
基本的には家族や友人の情報を入力しておくと良いでしょう。

すべて入力できたら「次へ」を選択します。
手順8. 適格性についての質問への回答

全部で9つの質問があります。それぞれに回答していきましょう。* ただし、大抵の場合はすべて「いいえ」になるかと思います。
そして「権利の放棄」についてですが、「申請内容に関する証明」は内容を読みチェックを入れます。「第三者による代理申請の場合に限定」の項目は、個人申請で本人による申請の場合はチェックは入れません。
そして、「次へ」を選択します。
手順9. 申請内容の確認

これまで入力した情報を一つ一つ間違いがないか確認していきます。
もし間違いがある場合は、画面右上の「申請内容の内容を変更する」を選択することで変更できます。

最後に「検証」という項目がありますので、再度「パスポート番号」「発行した国」「姓」「生年月日」を入力し、「次へ」を選択します。
手順10. 支払手続き

最後に支払手続きを行います。
冒頭でもお伝えしましたが、料金は14USドルです。
「免責事項」にチェックを入れ、「今すぐ支払う」を選択します。
もしすぐに支払わない場合は、記載されている支払い手続きの期限内に支払いを行うことを忘れないようご注意ください。

支払方法は、PayPal、クレジットカード、デビットカードの3つから選択できます。
支払方法を選択し、「続行」を選択します。

必要な情報を入力し、「続行」を選択します。

入力した情報があっているかを確認し、問題なければ「送信」を選択します。

支払手続きが完了し、認証待ちとなります。
念のためこのページはダウンロードしておくと良いですね。
以上でESTAの申請は完了です。
申請の状況確認方法
無事に認証が承認されているかどうかを確認します。また、申請内容を確認する際にもこの方法で確認します。
認証結果は遅くとも申請から72時間以内に出ます。
急ぎでなければ1日毎に確認すると良いですね。

ESTA公式サイトを開き、「既存の申請内容を確認」を選択します。

個人申請をした場合は「個人申請の状況確認」を、グループ申請の場合は「グループ申請の状況確認」を選択します。

「セキュリティに関する通告」を読み、「確認&続行」を選択します。

申請番号がわかっている場合は「私は申請番号がわかっています」を、申請番号がわからない場合は「私は申請番号がわかりません」を選択します。
そして、必要な情報を入力し、「申請の検索」を選択します。

すると、認証結果や申請内容を確認できます。
ESTAの有効期限について
ESTAの有効期限は、申請を行い渡航認証の許可を得た日から2年後までです。
有効期限の確認方法

ESTAの有効期限を確認するには、上記の「ESTAの申請状況確認方法」を参考に状況確認ページを開きます。すると、「有効期限」という欄に記載されています。
もし以前にESTAに申請したけど有効期限がわからないという場合は確認してみると良いですね。
ESTAの有効期限に関するQ&A
以前ESTAの渡航認証許可を得てからパスポートを更新した場合はどうすべき?
パスポートを更新した場合は、再度ESTAの申請が必要です。
名前、性別、国籍などを変更した場合は再申請が必要?
名前、性別、国籍などを変更した場合は再申請が必要です。
米国滞在中にESTAの有効期限が切れてしまった場合は再申請が必要?
その場合は再申請は不要です。米国への入国時または乗り継ぎの際に有効期限内であれば問題ありません。
最後に
- ESTAの申請は滞在先を確保したらすぐにしよう
- 申請に必要な料金は14USドル
- 先に必要なものを準備しておくとスムーズ
- 申請の所要時間は約10分
- 英語で入力する必要がある
- ESTAの有効期限は渡航認証の承認を得てから2年
ハワイでの写真などはSNSにアップする(もしかしたら記事にするかも)ので、もしよければご覧ください!
詳しい解説ありがとうございます!
1つ質問させて下さい。
現在1年間だけカナダ在住で、一時的にアメリカへ行こうと考えているのですが、ESTAの申請には、住所、電話番号、勤務先など、現在のカナダにおける情報か、休職中の日本における情報か、どちらが良いのでしょうか?
日本では公務員を1年間休職中。カナダでは、私立の学校で1年間ボランティアをしています。