LINEのキャッシュなどのデータを削除して動作を軽くする方法を解説します。
キャッシュとは、アプリの表示や読み込みを速くするために、一度開いたデータを保存する仕組みのことです。そしてキャッシュデータとは、高速化のために一時的に保存されているデータのことです。
本来アプリの表示や読み込みを速くするためのキャッシュデータですが、キャッシュデータが溜まりすぎてしまうと逆に動作が遅くなってしまうのです。そのため、キャッシュデータは定期的に削除したほうが良いのです。
今回は、キャッシュデータの削除方法に加え、その他動作を遅くする原因となるデータの削除方法、そしてそれぞれ削除するとどうなるのか、誤って削除してしまった場合の復元方法などを説明します。
下手に削除すると、トーク履歴や写真などが消えてしまうのではないかと心配されているかと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
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削除可能なデータの種類

削除可能なデータは、キャッシュデータを含め以下の5つから選択できます。
- キャッシュデータ
- 写真データ
- ボイスメッセージデータ
- ファイルデータ
- すべてのトーク履歴
それぞれの詳しい説明は後ほどしますので、まずはこれらの削除方法から見ていきましょう。
データの削除方法

その他タブ(「…」)の設定(歯車マーク)をタップします。

「トーク」を選択し、「データの削除」を選択します。

削除したいデータを選択し、「選択したデータを削除」をタップします。
すると、確認の表示が出るので、「データを削除」をタップします。

データの削除の完了です。
それぞれ削除するとどうなる?
では、最初に紹介した5種類のデータについて、それぞれ削除するとどうなるのかということを説明します。
「トーク履歴や写真などが削除されるのが心配!」という場合はぜひ参考にしてください。
1. キャッシュデータ

「キャッシュデータ」は、一時的に保存されたデータです。この中には写真、ボイスメッセージ、ファイルなどのデータは含まれません。
冒頭での説明を思い出してください。キャッシュデータは、メインのデータではなく、あくまで表示速度を速くするための補助的なデータです。つまり、なくても特に問題なく、場合によってアプリの表示速度が多少遅くなるくらいです。
そのため、キャッシュデータを削除したとしても、トーク履歴(スタンプ含む)、写真、ボイスメッセージ、ファイルなどが消えてしまうことはありません。

例えば、こちらはキャッシュデータ削除後のトーク画面ですが、写真、ボイスメッセージ、ファイルなどすべて残っていますね。
これらはもちろん開くこともダウンロードすることも可能です。
2. 写真 / ボイスメッセージ / ファイルデータ

ここでの「写真データ」「ボイスメッセージデータ」「ファイルデータ」は、メインのデータではなく、一時的に保存されているデータです。
例えば、トーク画面に送信された写真データなどを初めて開くと、データのダウンロードを経て表示されますよね。そして二度目以降に開くと、ダウンロードをスキップしてすぐに表示されますね。
それは、一度表示したデータは二度目以降すぐに表示させるために別のデータ保管庫に一時的に保存されるからです。
ここでの「写真データ」「ボイスメッセージデータ」「ファイルデータ」は、別のデータ保管庫に一時的に保存されたデータのことを指します。

そのため、これらのデータを削除したとしても、トーク画面ではすべて表示されており、再生やダウンロードも可能です。

ただし、削除すると保存期間(2週間)が過ぎたデータに関しては、このように確認さえできなくなります。
3. すべてのトーク履歴

「すべてのトーク履歴」は、その名の通りすべてのトーク履歴のことです。

すべてのトーク履歴を削除すると、このようにトーク画面がまっさらになります。
もちろん、写真などのデータも削除されています。(アルバムやノートのデータは残っています。)
誤ってトーク履歴を削除してしまったときの復元方法
データの削除をしているときに、誤ってトーク履歴を削除してしまった場合、トーク履歴のバックアップを取っていた場合のみ復元することが可能です。
その場合は、ログインした状態ではトーク履歴の復元はできないため、一度LINEアプリをアンインストールし、再度インストールしてからログインしてトーク履歴を復元してみてください。
もし「ここをもう少し詳しく教えて!」「ここ間違ってますよ!」などありましたら、ページ下のコメント欄からお気軽にお送りください。
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